兼業主夫看護師ブログ

兼業主夫看護師です。ADHDの妻を持ちながら、夢に向かう日常を淡々と書き連ねる初心者ブログです。

34歳になって嬉しかった話

仕事場で起きた出来事です。

 

大学の部活の先輩でもある仲の良い先生から相談を受けました。受け取った内容は以下の通りです。

 

先生は看護師に軽く注意をしたそうです。ですが、その注意を受け取った看護師はかなり責められた事だと思ったそうです。

 

先生が立ち去った後、看護師は泣いたそうでそれに気づいた先輩看護師が駆け寄ってきました。事情を聞いた先輩看護師は、「そんな言い方があるか!」と、慰め激怒し、その先生に直接怒り口調で責めました。

 

先生は看護師を泣かせるつもりはなく、注意というか改善策を伝えたつもりだったそうですが、捉え方的にはうまく伝わっていなかったようです。

 

このことから今後どう対応すれば良いかと相談を受け、私はどちらの見方になれば良いのか分からず、ただその相談を聞くばかりでした。

 

確かに私もよく先輩看護師や別の医師からの発言を深読みし過ぎて、悪い方向に考えることはよくあります。なので、その泣いてしまった看護師のネガティブに考えてしまう行為も共感できます。

 

けれど「言い方とかアフターフォローは大事にした方が良いです」と、仲の良い医師に直接言うことはできませんでした。医師は先輩でもありましたし、100%落ち度があるようには思えなかったからです。

 

すごく心苦しかったです。もっと皆が仲の良い雰囲気で仕事をし、他職種とも連携の取れた仕事場であってほしいのに、このような悩みを聞くと自分のことのようにとても辛く感じてしまいました。

結局、話を聞いただけで終わってしまい何の解決策も思いつかないまま時間が過ぎていきました。

 

そこにもう一人、大学の先輩医師が近づいてきました(私を含めた3人は互いに知り合う共通の友人です)。「こういうことがあって、先輩の話を聞いていました」と事情を簡単に説明しました。

 

後から来た先輩は「人生いろいろあるよね~」と共感してくれました。「おつるは最近どうや?うまくいってるんか?」と聞かれたので、悪くはないと思ったので「ぼちぼちです」と言いました。

 

「そうか、おつるはいつも幸せそうでこっちも元気になるわ。また相談にのってあげてくれな~。」

 

そう言って、先輩医師2人は一緒に掃けて去っていきました。聞くだけだったけど解決したのだろうかと気がかりはありましたが、途中からきた先輩医師が告げられた言葉が嬉しく感じました。

 

 

話は逸れて、私の顔の話に変ります。私はいつも笑っています。良く言えば「ニコニコ」や「明るい」ですが悪く言えば「にやけ顔」、「ヘラヘラ」です。小さい頃から何もないところでも笑ったりしていたので、怖がられたり、気持ち悪がられたりすることもしばしばありました。「なに笑ってんねん!」と相手を不快にさせることも。

 

自分を抑えようと笑わないようにしたりしては、自分の顔は好きではありませんでした。ですが、看護の領域ではこの顔は結構強みというか、長所になるようでスタッフや患者からも評判良くとおっていました。たまに「笑いすぎ」と注意されることもありますが💦

 

また現在私の所属する集中治療部は、張り詰めた空間や緊張感からスタッフの顔はいつも強張っています。そんな中、私がニコニコしていると話しかけやすかったり雰囲気が良くなるということで、先輩や後輩からも好印象をもたれていました(自分でいうのもあれなんですけど笑)。

 

昔は自分の顔は好きではありませんでした。けれども私の顔も役に立つんだ、喜んでくれる人もいるんだ、と思うとだんだんとこの顔に愛着をもつようになってきました。34歳とだいぶ遅咲きですが。

 

ということで、だらだら書き連ねてきましたが要するに、

 

‟私の笑顔で救われる人がいて、自分が好きになれたし、褒められて嬉しかった”

 

というお話でした。

 

受け取る側だけではなく、私もスタッフの長所を見つけて褒めていきたいなと思いました。そして自己効力感や嬉しさを感じて仕事を続けていければいいなと思います。

 

イカー思考ではなく、ギバー思考で!

 

ありがとうございました!