兼業主夫看護師ブログ

兼業主夫看護師です。ADHDの妻を持ちながら、夢に向かう日常を淡々と書き連ねる初心者ブログです。

看護師が伝える変えた方がいい生活習慣~タバコ編~

こんにちは、兼業主夫看護師でのおつるです。今回、書かせてもらうのは、医療者から見た、「変えた方がいい生活習慣」についてお話していこうと思います。私は、看護師歴10年を超える、周囲からしたらベテランに属されるであろう経験のある看護師です。この10年間、外科の看護師としてたくさんの手術後の患者さんの回復に携わってきました。術後、回復して退院されていく姿を見て、嬉しく思う反面、なかには思うような治療効果がなく、病状が悪化されて旅立たれる、というケースも少なくありません。そういった方もお見送りさせていただいたこともあります。

このような経験を踏まえて、個人的な感想・意見ですが、これからの医療は「CURE(治療)」ではなく、「CARE(配慮、手入れ)」にシフトしていくものだと考えています。治療を施さなければならない体にするのではなく、常日頃から体をケア(メンテナンス?)して、病気になりにくくする体を作っていこう、とどこかのお偉い先生(院長だったか?)が言っていた記憶があります。「確かに、その方が良いだろうなー」と共感したから今でも覚えているんだと思います。



 

 

これから私が書くことは、根拠があるものもあれば、経験則からのアドバイスもあるので、全部を真に受けることはないです。(見てくれる人自体がいないので、このような断りを入れる必要はないと思いますが)

 

 

これは外せない!何と言ってもやはり喫煙習慣ですね。これはもう圧倒的にやめた方が良いと思います。喫煙歴は必ず問診などで聞かれる項目です。喫煙に該当することで一般の方が思わている以上に多くの情報を医療者は収集しています。どんな情報か挙げていくと、

・健康意識があるのか

・血管硬化症のリスク

・術後肺合併症のリスクの度合い

・主疾患以外の他疾患へのリスク

・医療者の指示を聞くか否か

などです。ブリンクマン指数という喫煙指数というものがあって一日の喫煙本数×喫煙年数で計算される指数です。その数値が高いと肺がんや咽頭がんなどの疾患になりやすいのですが、私はあまりその数値をきにしていません。私の体感では、1日10本を5年続けたらほぼアウトだと思っています。たまに、喫煙年数を聞いてサバを読む人がいますが、5年くらい喫煙年数のサバを読んでも無意味です。体に疾患として現れているのですから。喫煙をやめられない方は自分の健康に無頓着なので、今が良ければこの先どうなっても良いとの考えの持ち主が多い傾向にあります。このような方は、医療者の言うことを聞かず、必要な内服薬を拒否したり、呼吸器合併症を予防するためと必要性を説いても呼吸器リハビリをせず、最悪、再挿管という状態悪化に陥ることがあります。

 

 

そもそもですが、呼吸リハがなぜ必要なのかということを理解していない方が多いです。術前に医師や看護師から「術後はリハビリが必要です」と説明をしています。患者さんは「医師や看護師にお任せします」とは言うものの、実際には痛み止めをしても動けずに寝たまま過ごす患者さんも少なくありません(お任せとは一体何だったのか・・・)。なかには、「手術で体に傷つけて、どうして痛みを我慢して動かないといけないんだ!」と怒る方もいます。

 

 

手術は基本的に全身麻酔で行われるため、息が止まるほどの麻酔をかけます。そのままだと息をしなくて手術どころではないので、人工呼吸器が登場します。挿管チューブというものを口から気管支分岐部あたりまで挿入して呼吸を助けます。侵襲が大きい手術ではない限り、手術後は麻酔から目を覚まして挿管チューブを抜きます(抜管といいます)。

 

 

体にとって、この挿管チューブは異物であるので、異物があると痰が多くなります。喫煙者は普段から痰を多く排出しているので、さらに痰が増えます。出そうと思っても、傷の痛みが邪魔してうまく腹圧がかけられずに痰が出せず、肺に痰がたまり続けます。出せないので、医療者が吸痰チューブを口腔や鼻腔から挿入しますが、苦痛が伴うので基本的には患者さんは吸痰を嫌がって痰を取り出せません。すると、spo2値が低下します。SPo2というのは酸素飽和度のことです。体に行き渡る酸素の量が減り、呼吸が苦しくなっていきます。

 

 

この先、行き着く先は再挿管になってしまうのですが、とにかく、このように息が苦しくならないためにもリハビリが大事なんです。

 

 

手術翌日1日目から歩けとはいいません(なかには、翌朝から歩いてトイレに行く人もいますが)。リハビリによって肺を広げてあげるイメージです。歩くのが一番リハビリにも良いですし、足の筋力の早期回復にもつながるので、入院期間が短くなります。ですが歩かずとも、ただ足を降ろして座るだけでも十分です。ここで、地球の重力が大事な働きをしてくれます。座った状態、立った状態だと肺が重力によって下にさがって肺が拡張します。この拡張が大事で、寝た状態が長引けば、背中側の肺の機能が低下します。いつも背中側の肺の機能も使って酸素を血液に乗せる仕事ができなくなるので、Spo2値が低下してしまって息苦しくなります。座ることで背中側の肺が広がって、本来の肺の仕事ができるようになってくるので、リハビリというのは大事なんです(医療者はリハ=離床と呼んでます)。

 

 

 

術後のリハビリがどれだけ大事か理解していただけましたでしょうか?説明するとどうしても脅かしになってしまうので、患者さんを不安にさせてしまうのが心苦しいのです。喫煙者と非喫煙者が同じ手術をして同時期からリハビリを開始した場合、やはり非喫煙者の方が回復は早いです。

 

 

医療者として言うなら、喫煙はやめてほしいです。しかし、喫煙は自己責任なので、上記に挙げたリスクを承知であるなら別に喫煙を継続してかまわないと思います。ただ、あなた達が撒いた種で医療者に怒りをぶつけたり、言うことをきかないというのはやめていただきたいです。

 

 

病気になってからでは遅いので、自分の体を大事にしていってほしいです。

 

 

このブログの目的は、ADHDの妻を持ちながら仕事や家事に打ち込みつつ、自分たちの夢に向かって日々学んだことや成長したこと、何かを見て聞いて感じたことを初心者ながらに書き連ねていこうというブログ(日記)にしていこうと思います。今後、自分のこれまでの人生や妻のこととかも書ける機会がありましたら、書いていこうかなとは思います。しかしながら今、この駆け出しの現状ではとりあえず毎日更新を目標に、その日一日どうだったかっていう文章を書いていきます。

見ていただいた方、いつもありがとうございます。